2009年の断片

▼今年の前半は何といっても『音楽寅さん』に携わったことに尽きる。実際、2月の立ち上げ時期から秋口まで一週間の半分はこの番組に関わっていたし、桑田佳祐という天才の思考やモノのつくり方に間接的にでも触れられたということは、自分の人生の中でもかなり大きな体験だった。その番組が来年3月にDVD化が決定。自分が関わった「桑田作品」がカタチになって世に残ることが至福の喜びだ▼秋までの仕事は無理をせず楽しみながら出来る番組ばかりで精神のバランスも良かったが、秋からは苦悩の日々。新たな番組を立ち上げる幸せはありつつも諸事情で苦戦中。これは来年以降に積み残しだし、今後どうテレビをつくっていくかを考える格好の機会だとも思う▼あ、10月に初の写真展『巨大仏のいる風景』を開催したのも今年の大きなトピックだ。入場料無料だし、スポンサーもついてるわけじゃないので開催した時点で赤字の贅沢な趣味の延長だったが、実に楽しかったのだ。ただこれを機にまた面白そうなことに発展しそうな感じもある。何よりも新たにキャノン5D MarkⅡも手に入れたので新たな被写体を探さねば▼にしても今年はジャズライヴ以外あまりいろんな表現に触れなかった年だった。ジャズライヴは年間で50ステージぐらい見たんじゃないか。現在進行形のジャズが面白くて仕方がないのだ。多分、これは来年も続く▼毎年恒例のマイベストはそういう理由でベストワンのみ。映画は細田守『サマーウォーズ』、本は殆ど読めなかったが読んだ中では桜庭一樹『ファミリーポートレイト』(読んだのは今年だったのか!)か。ジャズライヴのマイベストはチックコリア&ジョン・マクラフリン率いる『ファイヴ・ピース・バンド』!で、アルバムのマイベストはクリス・ポッター『ultrahung』だ。この辺りはゆっくり整理して『FOOL STRUTTIN'』にも書こう。

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